しっぽ~好きやねん

白黒猫のアート。プードルのキッド。スコのホタテ。ベタのニックとホッチ。イタズラーズな我が家のペット達のドタバタな日々をトリマーの飼い主がヘタッピな写真と 拙い文で綴っております。お帰りの際には笑いと幸せをお持ち帰り頂けるように5頭+飼い主、頑張ります
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2012/05/18

「どうしてなの?」 ある犬の悲しいお話。

私がまだ子犬だった頃
私はあなたが喜ぶような仕草をして
あなたを笑わせました。

あなたは私のことを「うちの子」と呼び
私がどんなに靴やクッションを破壊しても
私たちはいつも最良の友でした。

私が悪さをすると
あなたは 立てた指を振りながら
「どうして・・・?」と問いました。
その後であなたは微笑み
私を転がしておなかを撫でてくれました。

あなたはとても忙しかったので
私の破壊癖は思ったより長く続きましたが
それもお互いに時間をかけて解決しましたね。

あなたに寄り添って
あなたの信念や、誰にも秘密にしている将来の夢に
聞き入った夜のことを私は今でも覚えています。

あのとき私は、これ以上幸せな人生はないと
固く信じていました。

私たちはたくさん散歩をし
公園で走り、ドライブし、途中でソフトクリームを 食べました。

(あなたは「アイスクリームは犬の体に悪いから」  と言って私にはコーンしかくれませんでしたが…)

私はいつも 陽だまりでうたた寝をしながら
あなたが一日の仕事を終えて家に帰ってくるのを 待ちました。

次第に、あなたは仕事や出世のために 費やす時間が長くなり、
やがて人間のパートナーを探すようになりました。

私は辛抱強く待ちました。
あなたが傷付いた時や落ち込んだ時にはあなたを慰め、
あなたの決断が間違っていても決して非難せず、
あなたが家に帰ってくると、おおはしゃぎして喜びました。

あなたが恋に落ちたときも
いっしょになって歓喜しました。

彼女 -今はあなたの奥さんですが-は、
「イヌ好き」な人ではありませんでしたが、
それでも私は彼女を受け入れ、愛情を示し、
彼女の言うことを聞きました。



あなたが幸せだったから、私も幸せだったのです…


やがて人間の赤ちゃんが産まれてきて、
私も一緒に その興奮を味わいました。

赤ちゃんたちの、そのピンク色の肌に、またその香りに、
私は魅了されました。

私も、赤ちゃんたちを可愛がりたかったのです。
しかしあなたたちは
私が赤ちゃんを傷つけるのではないかと心配し、
私は一日の大半を他の部屋やケージに閉じ込められて 過しました。

私がどれほど赤ちゃんたちを愛したいと思ったことか。

でも私は「愛の囚人」でした。

赤ちゃんたちが成長するにつれて、 私は彼らの友達になりました。

彼らは私の毛にしがみついて、よちよち足で つかまり立ちをしたり、

私の目を指で突付いたり、耳をめくって中を覗いたり、
私の鼻にキスをしました。

私は彼らの全てを愛し、彼らが私を撫でるたびに 喜びました。

何故なら、あなたはもう、 めったに私を触らなかったから…

必要があれば私は命を投げ出しても、 子供たちを守ったでしょう。

私は彼らのベッドにもぐりこみ
彼らの悩み事や、誰にも秘密にしている将来の夢に 聞き入りました。

そして一緒に、あなたを乗せて帰ってくる車の音を 待ちました。

以前のあなたは、誰かに犬を飼っているかと聞かれると

私の写真を財布から取り出し、私の話を聞かせていたことも ありました。

しかし ここ数年、あなたは「ええ」とだけ答え、 すぐに話題を変えました。

私は「あなたの犬」から「ただの犬」になり、
あなたは私にかかる全ての出費を惜しむようになりました。


あなたは別の街で新しい仕事を見つけ、

みんなでペット不可のマンションに引越しをすることに なりました。

あなたは「自分の家族」のために正しい決断をしましたが、

かつて、私があなたのたった一人の家族だった時も あったのです。


私は久々のドライブで、とても嬉しかった… 保健所に着くまでは-。


そこは たくさんの犬や猫たちの
恐怖と絶望の臭いが漂っていました。

あなたは書類に記入を済ませて、
係員に「この子によい里親を探してくれ」と言いました。

保健所の人は肩をすくめて、眉をひそめました。
彼らは知っていたのです、

歳を取った成犬たちが-たとえ「血統書」付きでも- 直面する現実を…

あなたは、

「パパやめて、ボクの犬を連れて行かせないで!」

と叫ぶ息子の指を一本一本…
私の首輪から引き離さなければなりませんでした。

私あなたの坊やの事を心配しました。

何故なら、あなたはたった今、このことを通して

友情、誠実さ、愛、責任、そしてすべての生命への 尊重の意味を彼に教えたのです。

あなたは私の頭を軽くたたき「さよなら」と言いました。

あなたは私から目をそらし、
首輪とリードを持ち帰ることさえ、丁重に断りました。

あなたにとって守るべき期日があったように、

今度は私にも期日がやってきました。

あなたが去った後、やさしい女性係員が二人やってきて 言いました。

「何ヶ月も前からこの引越しのことを知っていたはずなの

里親を探す努力もしなかったのね…」と。

彼女たちは首を振りながらつぶやきました。 「どうして…?」

保健所の人たちは忙しさの合間に、とても親切に してくれました。

もちろんゴハンはくれました。
でも、私の食欲はもう何日も前からなくなっていました。

最初は誰かが私のケージの前を通るたびに、 走り寄りました。


あなたが考えを変えて私を迎えに来てくれたのだと 願いました。


今回のことが全部、悪夢であってほしいと願いました。


そうでなければ、せめて私を気に留め、
ここから助け出してくれる誰かが来てくれればと…


しかし、幼い子犬たちの愛情を求める 可愛らしい仕草には敵わないと悟った年老いた私は、
子犬たちの明るい運命を脇目に、
ケージの隅に引っ込み、ひたすら待ちました。


ある日の夜、係員の女性の足音が近づいてきました。


私は彼女の後に続いて通路をとぼとぼ歩き、
別の部屋に行きました。


しんと静まり返った部屋でした。



彼女は私を台の上に乗せ、私の耳を撫で、
心配しないで、と言いました。

私の心臓が、今まさに起きようとしている事実を予期し、
ドキドキと鼓動しました。

しかし同時に、安心感のようなものも感じました。

かつての愛の囚人には、もう時は残されていませんでした。


生まれついての性格からか、
私は自分のことより、係員の彼女のことを心配しました。

彼女が今果たそうとしている責務が、
彼女に耐え難い重荷となってのしかかっていることを、
私は知っていたからです…

かつて私があなたの気持ちをすべて感じ取ったように-。


彼女は頬に涙を流しながら、
私の前肢に止血帯を巻きました。

私は、何年も前に私があなたを慰めたときと同じように、
彼女の手をなめました。


彼女は私の静脈に注射の針を挿入しました。


私は針の傷みと、体に流れ入る冷たい液体を感じ、 横たわりました。


私は眠気に襲われながら彼女の目を見つめ、「どうして・・・?」と呟きました。


おそらく彼女は私の犬の言葉が分かったのでしょう


「本当にごめんなさい…」と言いました。


彼女は私を腕に抱きました。


そして、「あなたはもっと良い場所へ行くのよ。」


「ないがしろにされたり、虐待されたり、捨てられたり、
自力で生きていかなけらばならないようなところではなく
愛と光に満ちた、この世界とは全く違う場所に、
あなたが行くのを見届けるのが私の仕事なの…。」
と、急ぐように説明しました。


私は最後の力を振り絞り、
尻尾を一振りすることで、
彼女に伝えようとしました。

さっきの「どうして…?」は 彼女に対する言葉ではなく、
私の最愛なる主人である、あなたへの言葉だったのだと…。

私はいつもあなたのことを想っていました。

これからもあなたのことを想うでしょう…

そして私は永遠に、あなたを待ち続けます。

あなたの人生に関わる人すべてが
これからもずっと
私と同じくらい誠実でありますように…







『How Could you.....』 
作者Jim Wills 
 
 


作者のJim Wills氏が「沢山の方の目に触れ、不幸なペットが減りますように・・。」
との願いを込め、書かれたお話です。

有名なお話なので、ご存じの方も沢山いらっしゃると思いますが・・・
作者Jim Wills氏の願いが少しでも叶いますように・・・
たまにブログに書かせて頂いてます。

 
 



 DSC09448.jpg
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コメント:

普通は
一緒に過ごせる時間の短さに泣くのにね・・・
一緒の日に天国に行けるといいのに。
って思うよね。

こんなに愛おしい存在のペット達を
捨てる・・ってそんな人って、本当に家族を大切にするんだろうか?と疑ってしまいます。
URL|chikoまま #- [編集]
ほんとうに・・
家族を簡単に捨てる人って居ないのにね
ペットも家族なのに。
URL|chikoまま #- [編集]
 私は このお話を いつも 最後までは読めません。
半分からは 行をとばし飛ばし 結末は知っているのに 助かって欲しいと思います。
でも ダメなところで もう 涙で前が見えません。
息さえできなくなってきます・・


本当に読んで欲しい 感じで欲しい人は この文章を決して最後まで読まないんでしょうね。
それがとても悔しいです。
ペットは人を決して裏切らないのに 家族と思えなくなる人の気持ちがぜんぜんわかりません。
URL|はろぉちぐ♪ #NkOZRVVI [編集]
どんなにひどい事をされても 飼い主さんの事 大好きなんですよね
人間って勝手ですね・・・・
不幸なぺットが減りますように・・願う事しかできない自分の無力さ・・・
天国では 幸せに暮らしているって信じているけど
飼い主さんは その子が生きている時 いっしょに過ごせる時間を宝物にして欲しいです
10年20年しかいっしょにいられないんだから・・・・



URL|lala #- [編集]

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